WordPressプラグインとは、WordPressの機能を拡張するための追加プログラムのことです。プラグインを導入することで、専門的な知識がなくても、お問い合わせフォームの設置、SEO対策、セキュリティ強化、バックアップ、サイトの高速化など、様々な機能を手軽に追加できます。これらの追加プログラムは、無料のものから有料のものまで、世界中の開発者によって作られています。
プラグインを導入する上での主な注意点
1. 導入は必要最低限に留める
- サイトの動作が重くなるリスク: プラグインを多数導入すると、読み込むファイルが増え、サイトの表示速度が低下する主要な原因になります。
- 不具合の原因: プラグイン同士、またはWordPress本体やテーマとの**相性問題(コンフリクト)**が発生しやすくなり、サイトの表示が崩れたり、機能が停止したりする原因になります。
💡 対応策: 本当に必要な機能に絞り込みましょう。複数の機能を持つプラグインを探したり、コードで代替できるか検討したりすることも有効です。
2. プラグインの信頼性を確認する
- 最終更新日: 長期間(数ヶ月~数年以上)更新されていないプラグインは、開発が停止している可能性が高く、新しいWordPressのバージョンやPHPのバージョンに対応しておらず、不具合やセキュリティ上の脆弱性が放置されている恐れがあります。
- 有効インストール数と評価: 有効インストール数が多い(多数のユーザーが利用している)プラグインは、信頼性のひとつの指標になります。また、ユーザーレビューや評価を確認し、問題点が報告されていないかチェックしましょう。
3. 互換性と動作確認を行う
- テーマとの相性: 使用しているWordPressテーマと、導入したいプラグインとの間で不具合が起きないか確認します。
- 一つずつ導入・確認: 一度に複数のプラグインを導入せず、1つずつインストールして動作確認を行うことで、万が一問題が発生した場合に原因となっているプラグインを特定しやすくなります。
- テスト環境の利用: 重要なサイトの場合、本番環境に導入する前に**ステージング環境(テスト環境)**でテストを行うことが推奨されます。
4. セキュリティと管理を徹底する
- 定期的なアップデート: 導入したプラグインは、常に最新の状態に保ちましょう。アップデートは、新機能の追加だけでなく、セキュリティ上の脆弱性の修正を目的としていることが多いため、非常に重要です。
- 不要なプラグインは削除: 使わなくなったプラグインは、無効化するだけでなく、必ず削除しましょう。無効化していても、セキュリティ上のリスクになり、サイトが重くなる原因にもなる可能性があります。
- バックアップ: プラグインを導入・更新する前には、必ずサイト全体のバックアップを取得しておくと、予期せぬ不具合が発生した際にすぐに元の状態に戻すことができます。
これらの点に注意し、必要なプラグインを慎重に選ぶことで、WordPressサイトを安全かつ快適に運営できます。
WordPress プラグインは仕組み上、競合が発生しやすそうなので、本当に必要なものだけ導入することにします。バックアップも必須ですね。
プリインストール
さくらのレンタルサーバでは多くのプラグインが最初からインストールされています。さくらインターネットがセレクトした定番プラグインで、ある程度信頼できると考えて良さそうです。
Akismet Anti-spam
WordPressなどのウェブサイトに投稿されるコメントやフォーム送信内容を、自動的にスパムと判定して振り分けるプラグインです。世界中のウェブサイトから収集されたスパム報告データと照合することで、悪質なコメントを防ぎ、手動での管理作業を大幅に削減します。
未使用ですが評価予定です。
All-In-One Security
WordPressサイトのセキュリティを強化するための総合プラグインです。ファイアウォール、ログイン保護、マルウェアスキャン、ブルートフォース攻撃対策など、様々なセキュリティ機能を一つにまとめたもので、初心者でも使いやすいインターフェースを持っています。
有効にしました。
Autoptimize
WordPressサイトのHTML、CSS、JavaScriptなどのソースコードを最適化・圧縮することで、サイトの読み込み速度を向上させる無料プラグインです。これにより、改行や不要な空白が削除され、キャッシュ機能や遅延読み込みも利用できるため、パフォーマンス改善やSEO効果、PageSpeed Insightsのスコア向上などが期待できます。
未使用ですが評価予定です。
Classic Editor
WordPress 5.0以前の標準エディター(旧エディター)をWordPress 5.0以降でも使えるようにする、公式プラグインです。Word(ワード)に似たシンプルな操作感で、一つの入力欄に文章や画像を順番に記述していく形式が特徴です。WordPress 5.0以降に導入された、ブロックを組み合わせてコンテンツを作成する新エディター(ブロックエディター)への移行に抵抗があるユーザーのために提供されています。
削除しました。
Disable Google Fonts
サイトが読み込んでいるGoogleフォントを無効化し、パフォーマンス向上やプライバシー保護を図るプラグインです。
Lightning テーマが Google フォントの Lato、Noto Sans JP を利用しているため削除しました。これらは定番のフォントとして他の多くのサイトでも使われているようです。
Hello Dolly
WordPressの初期状態から含まれている軽量なプラグインで、管理画面の右上隅にランダムで「Hello, Dolly!」の歌詞の一部を表示するだけのものです。WordPressの共同創設者であるマット・マレンウェッグ氏が開発し、プラグインの動作デモやPHP学習のために搭載されました。ウェブサイトの機能には影響を与えないため、パフォーマンス向上を目的とする場合は無効化または削除しても問題ありません。
削除しました。
ImageMagick エンジン
主にWordPressの画像処理を、標準のGDライブラリからより高画質なImageMagickに切り替えるためのプラグインです。これにより、画像のリサイズ時の画質劣化を最小限に抑えたり、画像品質の指定や最適化設定の調整が可能になります。
とりあえず有効化してデフォルト設定のまま1年間放置していました。今後、改めて設定や効果などを評価する予定です。
Protect Uploads
サイトのアップロードフォルダ(wp-content/uploads)への直接アクセスを防ぎ、セキュリティを向上させる機能です。このプラグインは、アクセスがあった際にディレクトリ一覧の表示を抑制することで、アップロードされたファイルが第三者に知られるのを防ぎます。
未使用ですが評価予定です。
TS Webfonts for SAKURA RS
さくらのレンタルサーバーのユーザーが、株式会社モリサワが提供する高品質なWebフォントを簡単にWordPressサイトに導入できる無料のプラグインです。
Webフォント - レンタルサーバーはさくらインターネット
使用しないため削除しました。
WP Multibyte Patch
WordPressを日本語環境で利用する際に生じる文字化けなどの不具合を修正・強化するプラグインです。WordPressは元々英語圏向けに作られているため、日本語特有の問題を解決するためにこのプラグインが導入されます。導入は基本的に無料で、有効化するだけで文字化け防止や検索機能の改善など、多くのメリットが得られます。
有効にしました。
WP Super Cache
WordPressのサイト表示を高速化する無料のキャッシュプラグインです。WordPressサイトの各ページを「静的なHTMLファイル」として保存し、ユーザーがアクセスした際には動的な処理をせずにこのHTMLファイルを直接提供することで、サーバーへの負荷を軽減します。
未使用ですが評価予定です。
Lightning テーマ関連
Lightning テーマをインストールすると推奨として表示されるプラグインです。
VK All in One Expansion Unit
WordPressサイト構築の利便性を高める多機能統合プラグインです。SEO、SNS連携、カスタム投稿タイプの作成、ウィジェット機能の強化といった、ウェブサイト運営に不可欠な機能を一つにまとめたもので、どのWordPressテーマでも利用可能です。
有効にしました。
VK Block Patterns
WordPressでブロックパターンをより便利に使えるようにする無料のプラグインです。WordPressのブロックエディタにある標準のブロックパターン機能に加え、独自のパターンを登録・編集したり、VKパターンライブラリにあるパターンを利用したりできるようになります。これにより、コーディングなしで洗練されたレイアウトを迅速に作成できます。
有効にしました。
VK Blocks
WordPressのブロックエディタ(Gutenberg)に独自のブロックや機能を追加するプラグインです。これにより、ノーコードでデザイン性の高いコンテンツを簡単に作成できるようになります。具体的には、スライダーや吹き出し、FAQ、蛍光マーカーといった装飾的なブロックを追加したり、標準ブロックの機能やデザインを拡張したりできます。
有効にしました。
追加インストール
BackWPup
WordPressのサイトを丸ごとバックアップし、復元できるプラグインです。自動で定期バックアップを実行でき、バックアップデータをDropboxやS3、Google Driveなどの外部ストレージに保存できるのが特徴です。これにより、万が一サイトに不具合が起きた場合でも、バックアップファイルを使って復旧することができます。
バックアップのために導入しました。バックアップ用プログインは、他に UpdraftPlus が有名ですが、UpdraftPlus は有料版でないとコアファイルをバックアップできないため、こちらを選択しました。
Contact Form 7
WordPressで簡単にお問い合わせフォームを作成できる、無料のプラグインです。プログラミングの知識がなくても、発行された「ショートコード」を貼り付けるだけでサイトにフォームを設置できます。主な機能には、フォームの作成、自動返信メールの送信、管理者への通知メール送信などがあります。
お問い合わせフォームを設置するために導入しました。
Flexible Table Block
WordPressのブロックエディタでテーブル(表)を自由に編集できるプラグインです。HTMLの知識がなくても、セルの結合や分割、配色変更、枠線のデザイン、レスポンシブ対応などが直感的に行える点が特徴です。
テーブルの細かな調整をするために導入しました。
WP External Links
WordPressで外部リンク(外部サイトへのリンク)に自動で設定を適用できるプラグインです。具体的には、外部リンクを自動的に新しいタブで開くようにしたり、アイコンを付けたり、SEO対策のためのnofollow属性を付与したりする機能があります。HTMLを直接編集することなく、これらの設定をサイト全体や特定の要素(テキストウィジェットなど)に対して一括で適用できるため、管理が非常に簡単になります。
外部リンクを常に別タブで開くために導入しました。