Histcopy 概要

PCにおけるバックアップとは、PC内部の重要なデータ(写真、動画、ドキュメントなど)を、外付けSSD/HDDやクラウドストレージなどの別の場所に複製して保存することを指します。これを行うことで、万が一PCが故障したり、ウイルスに感染したり、誤操作によってデータが消失した場合でも、バックアップしておいたデータから元の状態に「復元」できるため、大切なデータを失うリスクに備えることができます。

Histcopy は指定したフォルダの内容を、そのまま別の場所にコピーするだけの、シンプルなコマンドラインツールです。Windows 標準コマンドの robocopy と似たツールと言えばイメージしやすいと思います。

Histcopy はファイルの変更履歴を取る(≒世代管理する)ことができます。誤ってファイルを削除・更新してしまったとき、履歴フォルダにあるファイルをコピーし直すことで、簡単に昔のファイルを復元することができます。

バックアップは自動で取ることが非常に重要です。手動で取った場合、必要なときにバックアップが取れておらず、データを復元できないと言うことが起こりがちです。Histcopy は、Windows タスクスケジューラへ登録するための専用の画面が用意されており、簡単に自動実行の設定ができるようになっています。

Histcopy は、2回目以降は差分のみをコピーするため、変化したデータ量が少なければ、数秒で処理が完了します。バックアップのために必要な時間が少なく、バックアップを継続しやすくなっています。

Histcopy はライト版とスタンダード版の2つのエディションがあります。基本的な機能はどちらも同じですが、スタンダード版は以下の点が強化されています。

  • スキャン時間1/3
  • コピー時間1/100以下(大容量データを含むフォルダが移動された場合)
  • コピー時間1/3(小さなファイルが大量に含まれる場合)

ライト版でも十分高速ですが、スタンダード版はそれよりも大幅に高速になっています。バックアップに必要な時間を減らし、バックアップの頻度を増やすことができます。

  • 履歴の容量消費量1/100以下(大容量データを含むフォルダが移動された場合)

履歴の長期保存や、バックアップメディアの費用を抑えることができます。特に、動画などの巨大ファイルを扱う場合や、定期的にフォルダ名・フォルダ構成を変更する場合に効果が大きくなります。

  • 毎日少量ずつファイル内容を比較、差異がある場合は自動修復

ドライブの故障や、データ化けが発生しても、データを失わずに済む可能性が高くなります。

  • メールにて3営業日以内に回答(予定)

企業において、安定運用するのに役立ちます。

ライト版は無料、商用利用可、広告なし、ユーザー登録不要です。一般的なフリーソフトと同じ扱いです。

スタンダード版は有料で登録が必要です。詳細は後日掲載予定です。