バックアップメディアの種類
バックアップメディアの種類は、SSD、HDD、USBメモリ、SDカードなどが利用できます。容量別のおすすめは以下です。
- 2 TB 以下
 - 2 TB 超 ~ 30 TB
 - 30 TB 超、または PC 複数台で共有
 
PC 内蔵 SSD/HDD に十分な空き容量がある場合は、バックアップ用フォルダを作成して、そこにバックアップを取ることもできます。
例: C:\mydata → C:\backup\mydata
ボリュームの作成
最初にボリュームの作成を行います。
スタートメニューで右クリック、ディスクの管理を選択します。

設定画面が表示されます。

未割り当てのところで右クリック、新しいシンプルボリュームを選びます。

ウィザード画面が表示されるので、指示に従ってボリュームを作成します。

サイズは変更なし(最大サイズ)にします。

ドライブ文字はお好みで変更します。とりあえずそのままでもOKです。

ファイルシステムをNTFSに変更します。ボリュームラベルは分かりやすい名前をつけます。

完了をクリックします。
補足1:既にボリュームが作成済みのとき

ボリュームのところで右クリック、ボリュームの削除を選択するとボリュームを削除できます。削除後、最初のステップに戻り、ボリューム作成を行います。
補足2:ボリューム作成後にドライブ文字を変更したいとき
ボリュームのところで右クリック、ドライブ文字とパスの変更を選びます。
補足3:ボリューム作成後にボリュームラベルを変更したいとき

エクスプローラーでボリュームラベルをクリックし、新しい名前を入力します。
ボリュームの暗号化
Windows 11 の Pro版 を利用している場合は BitLocker To Go でボリュームの暗号化を行います。暗号化を行わなくても Histcopy を使うことはできますが、安全のため、特別な理由がなければ暗号化しておくことをおすすめします。参考:リムーバブルメディア 暗号化 メリット
暗号化
スタートメニューで「bitlocker」と入力し、Enterを押します。


設定画面が表示されます。リムーバブルデータドライブのところの右の「v」の部分をクリックすると「BitLocker を有効にする」と言う文言が表示されるので、クリックします。

パスワードを使用してドライブのロックを解除するのチェックを入れ、パスワードを入力します。次へをクリックします。

Microsoftアカウントに保存するをクリックし、次へをクリックします。

指示に従ってどちらかを選び、次へをクリックします。

新しい暗号化モードを選び、次へをクリックします。

暗号化の開始をクリックします。暗号化が開始され、しばらく待つと以下のような画面になります。

これで暗号化は完了です。
自動ロック解除
そのままだとメディアを接続する度にロック解除のためのパスワードの入力を求められます。パスワードを入力しなくても使えるよう設定を変更します。
設定画面の右側の以下のリンクを順にクリックします。
- 自動ロック解除の有効化
 - パスワードの解除
 
これで、接続しただけで自動的にロックが解除されるようになります。
回復キーを使ったアクセス
暗号化したメディアを別の PC に接続すると、回復キー(長いパスワードのようなもの)の入力を求められます。回復キーは以下のサイトで確認できます。
いざと言うときに復元できない事態を避けるため、バックアップ後に一度 他の PC を使って読み出せるかどうか確認することを強くおすすめします。